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|理事長所信|

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2012年度 一般社団法人 甲州青年会議所

              第39代理事長  篠田 聡

【はじめに】
 私たちを取り巻く経済環境は依然不況と呼ばれる状況にあり、私たち甲州青年会議所メンバーそれぞれの財政も良いとは言いがたい状況だと思います。更に会員数の減少で、メンバー一人ひとりが複数の役割を担わなければならないことも多く見受けられます。そのようななか、青年会議所の活動を負担に感じるということも、正直な気持ちではないでしょうか。しかし、今一度考えてみて欲しいのです。景気が悪い、仕事が忙しい、理由は様々あるかもしれませんが、我々青年が行動をしなければ、この地域の未来はありません。私たちは「明るい豊かな社会の実現」を目指してこの地域で活動をしています。その私たちが嫌な表情をしていて、後ろ向きの発想をしていては、いくら素晴らしい活動を展開しても、誰も私たちの方を向いてはくれないでしょう。このような厳しい状況のなかでも、私たちが明るく元気で活動しなければ、この地域を明るく豊かにすることなど到底出来ません。一人ひとりが明るく元気でいること。そして失敗を恐れず、まず前へ踏み出すこと。翌年に40周年という節目の年を迎えるにあたり、本年の担いは時代や環境に左右されない強固な甲州青年会議所をつくることだと考えています。メンバー全員が持てる力を十分に発揮し、ほんの少しの無理をして青年会議所運動に主体的に取り組んでいきましょう。つながりある明るい豊かな社会の実現へと近づくための一歩となるために。

【魅力あふれるまちへ】
 まちづくりは、誰かにやってもらうものではなく、自らが率先して行なわなければ成功しません。「行政が先頭に立ってやって欲しい。」「誰かが何とかしてくれたらいいな。」など、他人任せでは何も進まないのです。どんな事業も人が集まって初めて事業が成り立ち、集まった人に思いが伝わり広がってこそ成果が生まれます。JAYCEEが集まり、子ども達が集まり、若者が集まり、地域住民が集まり、集まってくれた人に思いが伝わり広がっていくことが「明るい豊かな社会の実現」へ近づくことだと思います。
 青年会議所メンバーは地域のリーダーなどと言われることもありますが、リーダーと呼ばれる人材になるためには、自らを磨き、地域の皆様に信頼される存在になるよう日々努力し続けなければなりません。人のことを思いやれる心も必要だと思います。そのような評価は他人がすることです。我々はもっと謙虚になり、地域社会の縁の下の力持ち、汗かき役として地域に献身的な行動をし、市民から信頼された上で、市民を巻き込んだ魅力あふれるまちづくり運動を展開してまいりましょう。

【子どもたちの笑顔あふれるまちへ】
 子どもたちを取り巻く環境の変化は、更に速度をあげているように思われます。学校という限られた空間でしか学べないこともありますが、その枠を超え、大自然のなかで感じとる学びが多くあるのではないかと考えています。大人が一緒の時間を過ごし、感動を通じてやさしさと強さを、教え込むことが減ってきています。私たちの家庭をはじめ、社会において信頼される大人として品格ある行動を心掛けなければならないと思います。子どもたちの笑顔がたくさんあふれるまちになるように、私たちが見本となって背中をみせながら運動していきましょう。

【青年経済人としての資質向上と組織力の強化】
 組織を円滑に運営する上で重要なことは意志疎通であると考えます。何も言わなくてもわかりあえるというのが理想ですが、なかなかそうはいきません。情報の共有や相手を思いやる気遣いが大切であると思います。委員会の枠を超えて連絡や報告を密にすることで、新たな意見やアイデアが生まれ、さらなる組織力の強化やより良い事業の構築にも繋がります。私たちは、全ての人に平等に与えられている時間を懸命にやり繰りしながら青年会議所運動に注いでいます。青年期の貴重な時間を捧げるJAYCEEとして、この運動の持つ意義を自分なりに見出し、JAYCEEとしての誇りと自覚を持って活動するとともに、私たちの地域で39年の長きにわたり継承していただいた我が甲州青年会議所の諸先輩方、そしてこの運動を今現在も陰で支えていただいている家族や会社の沢山の人たちへ感謝の心を常に忘れずに、発言し、行動しましょう。我々一人ひとりが社会の模範となるべく−JAYCEEとして。

【広報活動は巧みに】
 私たちは、この地域で39年にわたり活動を行なってきていますが知名度、或いはまちづくり団体としての認知度はどれくらいなのでしょうか。実感できる感触ではそれほど高くないと感じます。また、せっかく地域に対して私たちが存在意義を発揮できる事業を発信しても、広報活動が効果的に行なえなければその効果もまた減少してしまいます。広報の手段は以前に比べ多様化しています。そのようななかで、青年会議所がどのような団体でどのような活動を行なっているか、地域で更に浸透させ認知していただく必要があるのです。広報活動を今まで以上に巧みに行なうことが、この地域での存在意義を高める重要な活動になると考えます。

【魅力あふれる甲州青年会議所へ】
 今、早急に取り組まなければいけない課題として、会員拡大があります。甲州青年会議所だけでなく全国的な会員の減少が進んでいる状況です。近年の会員数の減少は果たして景気悪化だけの問題なのでしょうか。青年会議所自体の存在意義が薄れてきているからなのでしょうか。私は決してそんなことはないと思います。現役メンバーの達成感に重きを置いた自己満足の為だけの事業になってしまっていることにも原因があるように感じます。私たちの活動は自由かつ自発的な意志によって行なわれています。そしてその活動は市民の皆様に認められなければ意味がありません。現役メンバーの普段からの自覚と責任意識、そしてきちんとした立ち居振る舞いによって、市民の皆様に認められる存在にならなければ、いくら会員拡大を行なったとしても会員数を増やすことは出来ないと思います。
 何故私たちは青年会議所という組織に所属しているのでしょうか。青年会議所に所属しなくても、様々なまちづくり・ひとづくり運動を実践することは可能です。しかし、簡単には崩れることのない強固な組織力や地域への様々な活動に対する影響力は、世界に共通する信念を持った青年会議所だからこそ可能であり、日々の自己修練や社会奉仕のために研鑽を積みながら努力し続けていくことが出来るのだと思います。
 青年会議所には“年齢制限”があります。何もしなければ会員は年々減少するばかりです。会員が少なくても予算が少なくても素晴らしい事業展開は出来ますが、より良い、ベストな事業を行なうには、現実問題として最低限の会員数は維持しなければならないと思います。会員の減少がこのまま続くと組織の存続そのものが危ぶまれます。では何故ゆえに青年会議所には“年齢制限”があるのか。それは青年会議所が絶対に若さを失わず、常に若い発想に溢れ、未来に向かった前進を続ける団体として運動するためではないでしょうか。そのためにもこれからは、明るい豊かな社会の実現という目的の道の上をひた走る甲州青年会議所に魅力を感じて、自ら望んで飛び込んでもらうことが大切です。つまりは、甲州青年会議所がこの地域において必要とされる魅力あふれる団体であり続けるとともに、その姿を広く地域の人たちに発信し続けていくことが会員拡大の要になります。全ては魅力ある甲州青年会議所であることが最重要かつ大前提であり、それには会員一人ひとりが魅力あるJAYCEEでなければなりません。更なる会員拡大に向けて自己修練を積み、LOM全体で情報を共有し、会員一人ひとりが自信を持ってその成果を発信できる魅力あふれる甲州青年会議所を皆でともに創り上げ、会員拡大に全員で取り組みましょう。こんな時代だからこそ青年会議所は必要とされて、益々その存在が輝きを増していくと信じています。

【真の組織となるために】
 青年会議所の活動は全て、会議において決定されます。委員会や理事会の場で、それは時に白熱した議論の場となり、その会議が有意義なものであるほど、多くの学びが得られます。この繰り返しによって互いに分かり合える友人になると云うよりも、相手が自分とは違うのだということに気づくと思います。それが理解できてこそ相手を敬い互いに成長できることで青年会議所に所属しているという価値となるのではないでしょうか。しかし、単に長引くだけの会議は私たちの活動をより良いものにするという本来の目的を外れ、何の効果も生まないばかりか、多くのメンバーにとって負担となるだけです。今一度会議のあり方を見つめ直し、会議体としての本来の姿を取り戻すことに努めなければなりません。また会議を運営するというその職務は地味な側面が目立ち、ともすれば「やって当たり前、出来て当然」と思われがちな側面も持ち合わせています。しかし、これらの職務こそが私たちの活動の要であるのです。「やって当たり前」と言われることこそ真に組織に求められる活動なのです。

【結びに】
 私たちはひとりで生きていけるほど強くありません。だから人間は社会を築き、必要とされる人材であるために自己を磨いていくのです。おかれている環境を楽しみ、そこに自分がいる意味を改めて知ることになります。自分のやる気が、となりの人の気持ちを動かし、まわりの熱気により、自分も奮起し、その延長はまちが元気で、輝く社会が待っていると信じています。自ら先頭に立たんとする一青年として、さまざまな角度から視野を拡げ、自らの心そして人間性、人間力を鍛え上げなければなりません。そのためにも、LOMの事業のみならず、貴重な機会である出向や諸大会に積極的に参加し、たくさんの人と交流し、たくさんの物事を見て、肌で感じて、自らの知識そして見識を深めましょう。出向や諸大会を通じ成長し、輝きを増す会員を多数見てきました。このような機会を利用し自らを律することが、更なる組織の活性化に繋がっていくのです。私は、会員一人ひとりの行動を意識におきながら、自分自身の活動に活かしていきたいと思います。青年会議所のメンバーとして限られた時間の中、同じ目的を共有し、ともに活動できることに、まずなにより感謝しましょう。向かい風の中ではうつむきがちで何事に対しても前向きに、元気に明るくとはいかないかもしれません。しかし、「私たちのまちを少しでも良くしたい」そう願い活動をするのなら、私たちがうつむいていては何も変えることはできません。常に前向きに、失敗を恐れずに行動することこそが自分たちの成長に繋がるのです。成功は自信となり、失敗は経験になります。成功も失敗も糧にして、魅力あふれる人として常に成長を求め、お互いの意見をぶつけ合い、仲間とともに泣き、笑い、輝き、温もりを感じ、やさしくありましょう。そしてともに活動し、持てる力を結集して、まちの未来のために積極的に行動していきましょう。私たちは縁あって、このまちで出会ったのですから…。



         ≪スローガン【slogan】≫

           
英 姿 颯 爽
    〜 感謝の気持ちを胸に 輝く未来に向かって 〜


           ≪基本方針≫
     ■郷土を愛し、魅力あふれるまちづくり
     ■未来を担う子供たちに笑顔を
     ■資質向上と組織力強化
     ■委員会活動の活性化と情報の共有
     ■甲州の魅力、甲州青年会議所の魅力発信
     ■全メンバーの力を結集した会員拡大
     ■一般社団法人甲州青年会議所の誕生



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